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30日の東京株式市場は3日ぶりに小反落した。前引けの日経平均株価は前日比1.12円安の9796.14円。朝方は5月12日以来の9800円台回復となったが、その後上げ幅を縮小。前引けにかけマイナス転換した。朝方は、注目されていたギリシャの中期財政計画が同国議会で可決され、懸念が後退したが、買い一巡後に戻り待ちの売りに上値を抑えられた。TOPIX(東証株価指数)は3日続伸した。東証1部の出来高は7億4682万株、売買代金は5110億円。
買い場面では、現地29日にギリシャ議会が緊縮策を盛り込んだ中期財政計画を賛成多数で可決したことを好感した。EU(欧州連合)などからの支援獲得が期待され、欧州信用問題への懸念が後退した。一時は48.43円高の9845.69円まで上伸する場面があったが、買い一巡後はじり安基調となった。200日移動平均線9859.35円や3月月中平均9852円などテクニカル的な上値のフシに接近したことで跳ね返された。一時は11.37円安まであった。
寄り付きの外資系の注文状況は買い越し。売り1600万株に対し買い2340万株と差し引き740万株の買い越しとなった。金額ベースでは売り171億円に対し買い262億円と91億円の買い越し。バスケット取引は売りなしに対して、買い190億円。欧州系やアジア系の買いが継続した。
東証1部の値下がり銘柄数は772。コマツ <6301> 、ファナック <6954> が下げ、日産 <7201> 、ホンダ <7267> 、いすゞ <7202> が軟調展開となり、日立 <6501> も安い。JT <2914> も下げた。
半面、値上がり銘柄数は676。ラウンドワン <4680> が買い人気化し、メガバンクが軒並み高、東電 <9501> 、中部電力 <9502> 、関西電力 <9503> が買い戻され、グリー <3632> が高い。ソニー <6758> 、トヨタ <7203> が堅調展開となった。(編集担当:佐藤弘)
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5月27日レーティング情報:UBS証券
[東京 30日 ロイター] 前場の東京株式市場で、日経平均は3日ぶりに小反落した。ギリシャ議会による緊縮財政法案の可決を好感した米株高を受け序盤は買いが先行。アジア勢によるバスケット買い観測もあり、日経平均は一時5月12日以来の9800円乗せとなった。
ただ前日までの上昇の反動などから戻り売りに押され下げ転換。7月1日に海外経済指標の発表を控え様子見気分も強いと指摘されている。
東証1部騰落数は、値上がり676銘柄に対し値下がり772銘柄、変わらずが211銘柄だった。東証1部売買代金は5110億円。
ギリシャ議会が29日、歳出削減や増税、国有資産売却を盛り込んだ5カ年の中期財政再建計画法案を賛成155票、反対138票で可決したことを好感し、29日の米国株式相場は3日続伸。これを受け、東京市場も序盤は買いが先行した。主力株にアジア勢からのバスケット買いも観測され、日経平均は一時、5月12日以来となる9800円台を回復した。
ただ、買い一巡後は戻り売りや利益確定売りに押され小幅安に転じた。前日までの上昇の反動が出やすいほか、ギリシャの緊縮財政措置の実現には依然不透明感が強く、上値を追いにくいという。目先は200日移動平均線(9859円25銭=29日)が上値抵抗線として意識されており、上抜くには材料不足とみられている。
市場では「ギリシャ問題はいったん後退したが、7月1日の米6月ISM製造業指数、中国6月製造業PMIなどの指標を控えて様子見気分も強くなってきた」(大手証券エクイティ部)との声があった。
一方、TOPIXは小幅ながら3日続伸した。大和証券・投資情報部次長の西村由美氏は「短いタームでみると日本株はアウトパフォームしていただけに、一服感が出ている」としたうえで「ただし出遅れ修正余地のある電力などは、業種別でみてプラスに留まっている」と指摘。またドイツ証券が投資評価を「バイ」、目標株価を500円に引き上げた三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>など銀行株が強含み、TOPIXはプラス圏を維持した。
個別銘柄ではラウンドワン<4680.T>の上昇が目立った。前場の売買代金トップとなり6月23日の年初来高値603円を更新。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を620円から1100円に引き上げたことが材料視された。2012年3月期の同証券営業利益予想が4期ぶりに増益転換し、ピーク利益を更新するなど新しい利益成長ステージに入ることを評価している。投資判断は「アウトパフォーム」継続。
(ロイターニュース 杉山容俊)
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